Bitscope Microを購入

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ロジックアナライザー兼オシロスコープの Bitscope Micro を購入しました。日曜日の注文でしたが、注文完了から 4 日で到着しました。

電子工作をしているとやはりある程度の測定機器が欲しくなります。これまではデジタルな変化だけを見ていれば良かったの秋月電子で買ったパソコンにつないで使う 16ch のロジックアナライザーで十分でした。しかし周期的に変動するアナログ信号を取り込もうとするとオシロスコープが欲しくなります。

探した中で一番安かったのは、Amazon で見つけたヴァーチュアル オシロスコープ DDS-120(サインスマート)でした。値段は約 8000 円にもかかわらず本格的なプローブが付属しているのも魅力的です。一応ロジックアナライザー機能も付いているとのことです。カスタマーレビューでも値段を考えてある程度割り切ればまずまずと言ったところです。

ほぼこのヴァーチュアル オシロスコープ DDS-120 に決めかけてカートにまで入れたのですが、もう少し探したところSWITCH SCIENCE さんのブログに Bitscope Micro の事が紹介されていました。Raspberry Pi にピッタリ= Linux でも使用できるということで俄然 Bitscope Micro に興味が湧いてきました。Windows と Max OS X にも対応です。

Bitscope Micro とは

Bitscope 社は、これまで USB 接続のBitscope Model 10という 2ch のアナログ入力と 8ch のデジタル入力を持ったロジックアナライザー兼オシロスコープなどを販売していました。この春に発売されたBitscope Micro(USB BITSCOPE 05)は、ケースを省略したりデジタル入力のチャンネルを 6ch に削減した廉価版です。

廉価版なのでアナログ入力のバンド幅が 100MHz から 20MHz に狭まっていますが、デジタル入力の解像度は 40MSample/sec で変わりありません。またアナログ入力はデジタル入力としても使用できるので、アナログ入力が不要であれば 8ch のデジタル入力としても使用できます。プロトコルアナライザーとして使用できるのはデジタル入力専用の 6ch のみですが、対応プロトコールの種類も SPI, CAN, I2C, UART と変わりありません。

ケースが省略されていると基板がむき出しで感電する危険性があるので、基板全体が熱収縮チューブで保護されて触っても問題ないようになっています。USB ケーブルを接続した状態でシュリンクされているのでケーブルを外すことはできません。これを外せるとよりコンパクトに保管できるのに。

Bitscope Micro を注文

Bitscope Micro の値段は US145 +送料で、Amazon で見つけたオシロスコープに比べると倍近い値段です。でも Linux で使えてプロトコルアナライザー付きのロジックアナライザーとしても使えると聞いたらこれを買わずにはいられません。

発送方法は、最短 2 日で届く Express から平均 5 日かかる Standard(保険なし)までいくつか選択肢がありますが、今回はおススメだった 3 日で届く Priority で発送してもらいました。

支払方法はクレジットカードの他にも選べるようですが、オンラインでは行えないようなので相手を信じてカード払いにしました。価格は日本円で表示させることもできますが表示だけで、カードへの請求はオーストラリアドルで行われます。そのため表示される日本円での額と実際の支払額が為替の変動により多少上下します。

ということで 8 月 10 日(日曜日)の深夜に注文したところ、翌 11 日の発送で 14 日に到着しました。請求額は、Priority 送料を含めて AU 178(17140 円)でした。

Bitscope の内容物

Bitscope Micro は、文庫本サイズの箱に入って届きました。内容物は次の通りです。

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  • Bitscope Micro 本体

  • IC クリップ(グラバークリップ)付きリード線 10 本

  • 簡単な説明書

  • 端子の説明カード

  • 仕様書

    ドライバーとオシロスコープやロジックアナライザーなどのソフトは、Bitscope のサイトからダウンロードします。