便利な抵抗入りLED

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黙ってつなげばピカリと光る抵抗入り LED はとっても便利。特に試作では。

LED と抵抗は常にペア

LED を使用する時には、必ず LED に流れる電流を制限する必要があります。流れる電流を制限するためには定電流ダイオードが使われることもありますが、一般的には抵抗が使われます。

この抵抗値を大きくすると流れる電流が少なくなり LED が暗くなり、反対に小さくすると電流が多くなり明るくなります。

抵抗値を決める基準は?

では、その明るさすなわち抵抗の値は何を基準に決めていますか? 流せる最大の電流値はデータシートを見れば分かるのですが、状態を示すステータス表示には明るすぎます。

私は LED の用途がステータス表示ばかりなのでそれほど明るい必要がなく、ON と OFF を区別できれば OK です。明るさが数倍違っても構いません。そこでデータシートを見て最大定格電流の 1/4 から半分位を「何となく」流すようにしています。たいていここから抵抗値を増やしてさらに電流を制限することがほとんどでした。

抵抗入り LED は便利

こんな私の使い方には秋月電子で見つけた抵抗入り LED(注 1)はピッタリの部品です。設計する度にデータシートを確認して抵抗値を計算する手間を省けます。特にブレッドボードで試作する時には抵抗が不要なので配線の手間も省けて助かります。

また LED の樹脂が曇っているので、斜めや横から見ても点灯しているかいないかが一目瞭然なのも気に入りました。

LED-with-R

ただ最近は 3.3V を使うことも多くなったのですが抵抗入り LED には 3.3V 用がありません。しかし 5V 用を 3.3V の回路に使っても問題ありません。データシートによると電流値が半分近くになります(注 2)が、それほど明るさに違いが無いように感じます。

OSR6LU5B64A-5Vデータシートより引用

電子工作の第一歩、L チカで LED を使うときには電流制限の抵抗が必要ということを覚えたら、もう後は抵抗入り LED の一択で良いのではないかな。

参照

  1. 抵抗入り LED – 秋月電子
  2. OSR6LU5B64A-5V データシート