Amazon限定の上限500MBプラン、こんなMVNOサービスを待っていた
スマートフォンは便利ですが、パケット通信費定額オプションが必須で月々の維持費がかなりかかります。そこで維持費を安くするために MVNO の回線を使う・使いたいユーザーが増え、MVNO サービスが増えてきた気がします。
通信に制限を付けることで割安に
MVNO の回線が安いのは、通信に色々な制限を付けるからです。この制限には、主に次の三種類あります。
- 回線の通信速度を制限する。
- 使用できる時間帯を制限する。
- 通信量の上限を制限する。
この内スマートフォンと最も相性がいい制限、言い換えると制限されている気がしない制限は、「通信量の上限を制限する」プランです。このプランであれば通信量が上限に達するまでは、回線の最高速度で 24 時間いつでもネットに接続できます。そのため普段は制限があることに気が付きません。
通信量は月平均 300 から 400MB
私は、朝夕やお昼に Twitter でツイートしたり・読んだり、Gmail でメールの読み書き、Google Reader でブログや Web マガジンを読むのが主で、たまに地図を参照したり電車の乗り換え案内を調べたりする程度のライトユーザです。アプリをインストールしたり週末にガシガシ使うと一日で 60MB 位の通信量があることもありますが、一月の通信量はだいたい 300MB から 400MB 位でした。
通信量制限プランは 1GB で 3000 円が相場
これまでの通信量を制限するプランは、各社だいたい横並びで上限 1GB で月額約 3000 円でした。現在 IIJmio の「高速モバイル/D・ファミリーシェア 1GB プラン」を使っていますが、一月に 1GB 以上使ったことが無いので全く制限があることを気にせず使えています。逆に言うと最大 1GB に対して実際の使用量が半分以下なので、通信量の上限をもっと抑える代わりにさらに安いプランがあれば乗り換えたくらいです。
最大が 300MB 以下であれば、IIJmio の「高速モバイル/D」のままで節約が可能です。
IIJmio の「高速モバイル/D」には、「ファミリーシェア 1GB プラン」の他に「ミニマムスタート 128 プラン」というのもあります。このプランは、基本は通信速度が 128kbps に制限されていますが、100MB 分のクーポンを追加購入することで通信量の上限まで LTE を含めた最高速度で使用できるプランです。
このプランを使うと、通信量が 300MB 以下であれば「ミニマムスタート 128 プラン」の基本使用料にクーポン 300MB 分を合わせても約 2500 円ですみ、「ファミリーシェア 1GB プラン」よりもお得です。
しかし私は 400MB は越えることはまずないのですが 300MB はほぼ確実に超えるので、クーポンを追加購入する煩わしさを嫌って「ファミリーシェア 1GB プラン」です。
Amazon 限定プランは 500MB で 1980 円
ここにちょうど欲しかった通信量の上限をこれまでの 1GB から 500MB に下げる代わりに料金も抑えたサービスを Amazon が始めました。正確には MVNO の老舗 b-mobile(日本通信)のAmazon 限定プランです。
このプランは、一月の通信量が上限 500MB に制限される代わりに通信費が 1980 円と安く設定されています。通信量の上限までは LTE を含め最高速度で使用出来るのは IIJmio の「高速モバイル/D」と同じですが、上限を超えると新しくクーポンを購入しない限り通信が出来なくなってしまいます。またクーポンの単位が 500MB(1980 円)となっているので、基本通信量の 500MB を越えると「ファミリーシェア 1GB プラン」よりも割高になってしまいます。
通信速度に不安が残るが気軽に試せる
もう一つ Amazon 限定プランで気になるのは、b-mobile(日本通信)の回線であることです。b-mobile は MVNO の老舗ですが、以前回線速度を比較した時は IIJmio の「高速モバイル/D」に比べて明らかに遅かったので、実際の通信速度に不安があります。
ただし嬉しいことに Amazon 限定プランは長期契約の縛りがありません。そのため初期費用と一月分の通信費の合計約 5000 円で、通信速度を含めた使い心地を気軽に試してみることが可能です。
前回 IIJmio の「高速モバイル/D」と通信速度を比較した時から時間が経っているので、今は通信速度が改善していることを期待して注文しました。