エクスポート不可の証明書をjailbreakで抜き出す

目次

エクスポート不可になっているブラウザーの証明書を、怪しいソフトを使用してエクスポートしました。

発行元から証明書を再度もらえば済む話ですが、手続きが面倒なんですよね。

問題点

Web ブラウザー(Chrome)にインストールした HTTPS/SSL 証明書(秘密キー)をエクスポートできない。

解決方法

jailbreakといういかにも怪しいソフトを利用して必要な証明書をエクスポートしてファイルに保存しました。

ソフトをダウンロードと解凍

GutHub からjailbreak の ZIP ファイルをダウンロードします。

ダウンロードした ZIP ファイルを解凍して展開するときには、セキュリティ対策ソフトを無効にする必要があります。有効のままだと、危険と判断されて問答無用で削除されたり警告が出たりします1

証明書をエクスポート

必要なソフトが解凍できたら、コマンドプロンプトから解凍したディレクトリーに移動します。そして証明書を抜き出しファイルに保存します。

chdir binaries

# インストールされている証明書の一覧を取得する。
jailbreak64 jbstore2_64 -l

# -nで指定した証明書をエクスポートする。
# -pで指定するパスワードは、エクスポートした証明書をインストールする時に使用する。エクスポートには使用されない。
jailbreak64 jbstore2_64 -1 -n "name" -p "password"

bat ファイルがありますが、実行できませんでした。使い方を分かっていないのだと思います。そこで、bat ファイルを見て直接コマンドを実行しました。

セキュリティソフトの有効化

エクスポートできたら、セキュリティソフトを忘れずに有効にしておきます。

その他の方法

今回は jailbreak を使用しましたが、その他にもmimikatzというソフトを使用する方法もあるようです2

参考サイトと脚注


  1. セキュリティ対策ソフトは本当に仕事をしているのかと今まで疑っていましたが、今回初めて機能していることが確認できました。 ↩︎

  2. エクスポート不可の証明書を mimikatz を用いてエクスポートする方法 ↩︎