DCJ11の入手
PDP-11 の CPU をワンチップ化した DCJ11 を入手しました。入手できた DCJ11 は、ラベルから判断すると最大周波数が 18MHz らしいです。セラミックパッケージで、手に取るとずっしりと重量感があります。
eBay で DCJ11 を入手
eBay をDCJ11 で検索すると、今でも複数の出品が見つかります。
私は、@uCOM80 のメッセージを参考に、一番安価な US $39.95 で出品していた中国の業者から購入しました。このサイトは、2 個ずつ不定期に補充されるので、毎日在庫をチェックして補充されたタイミングで即注文しました。
しかし、現在(2025 年 5 月)は販売終了になっています。その代わり@S_Okue によると eBay では無く、独自のサイトで販売しているそうです。
チップは個別包装
DCJ11 は、プラスチックのレールに入っており、それが DEC のロゴ入りのダンボール箱に入っていました。
重量感のあるセラミックチップ
最近の IC はどれもプラスチックのパッケージで非常に軽いのですが、この DCJ11 は白いセラミック製です。そのため手に取るとずっしりと重量感があり、ピンも金メッキでチップを見ているだけでも満足してしまいます。
ティップの両側に切り欠きがあるのでどれが 1 番品か迷いますが、よく見ると左下のところに「1」と書かれており、これで 1 番ピンを認識できます。
白いセラミックのパッケージ上には、更に 2 つのパッケージが乗ています。これは、データチップとコントロールチップとのことです1。チップ間と各ピンはセラミックパッケージ内で接続されていますが、それが透けて見えています。
DCJ11 には最大周波数が 20MHz, 18MHz, 15MHz の 3 種類のモデルがあります。今回入手できたのは、箱の DCJ11-AE とチップ上の 57-19400-09 から判断すると、18MHz モデルのようです2。
参考サイト
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三好貞司. 1983. “PDP-11/70 を 1 チップ化した MICRO/J-11 の概要.” インターフェイス, May, 258–70. ↩︎